春一番の風が吹くってよ

考える時間がないとひどく鬱っぽくなって、よく1億円渡されたらうつ病なんてすぐ治るなんて言われるのが嘘だと言うのがよく分かる。

何億円あろうがタワマンなんて住まないし、セリーヌのラゲージも買わない。


最近、恋愛やお金で気持ちが満たされるなんてよござんすねという良くなさすぎる思考に陥ることが多い。

1人でいると、どんどん澱みたいなものに毒されて生きるのメンドクセとなる。


コーチェラで訳の分からない知らない国の知らないアーティストを見てちょっと元気を取り戻す。よく分からないがエネルギーのあるもの、できれば資本主義から遠いものを見ていたい。


アネット観に行かないとなあ。

日本での舞台挨拶期間、レオスカラックスと東京で出会った人がたくさんいたみたいだ。


もし、自分が彼に会ったとしてもフランス語が喋れないから「サイン、プリーズ」なんてカタカナ英語を喋ることとなる。

そんなのは絶対に嫌だから、フランス語を勉強しなきゃいけない。

気兼ねなく海外へ行けるようになったら、パリへ行きたいな。わたしはポンピドゥセンターに行きたいのだ、と昔パリ土産でもらったコルビジェのピンバッジを眺めながら思う。


美学で身を滅ぼすほどの完璧主義ではないけれど、美学に死にたいし、生きたい。


でも、わたしの駄目なところも、仲良くしてくれる人には見てほしいと思ってしまう。

駄目なところを見て、格好悪いとかダサいと言って笑ってほしいと思うのは変だったりするのだろうか。